1996年のアトランタ五輪オリンピックで起こった爆発事件が映画【リチャードジュエル】という映画の元ネタになっているほど病み深い内容です。
本記事では、事件の真犯人や和解金などの事件の結末と、現在のリチャードジュエルさん、真犯人は何をしているのかまとめました。
1996年アトランタ爆破事件とは
1996年に開催されたアトランタオリンピックの最中に起こった爆破事件です。
詳しい内容を以下にまとめました。

出典:youtube
大会7日目の27日午前1時20分頃(現地時間)に、オリンピック公園の屋外コンサート会場で爆破事件が発生し、2名が死亡、111名が負傷した出来事です。
当時、警備員であったリチャード・ジュエルはこの際、不審なバックパックを発見しており、周囲にいる人々を立ち退かせはじめていた。この行動により、ジュエルはマスメディアから英雄として讃えられた。しかし事件から数日後、メディアはそれまで持ち上げていたジュエルを一転、被疑者として報道した。これは、連邦捜査局(FBI)が爆弾の第一発見者であったジュエルを有力な容疑者とみなし、それを報道機関に漏洩したため。
事件後に会場およびアトランタの周辺を走る環状高速道路が閉鎖されたものの、その時点では犯人逮捕はできなかった。 (Wikipediaより)
この事件を元に映画【リチャードジュエル】を2019年にアメリカで公開しています。
リチャードジュエルは実話で結末は?
リチャードジュエルさんは爆発物を発見して被害を最小限にしたヒーローでしたが、3日後にはFBIの影響で犯人扱いされました。
その後の結末ですが、真犯人もみつかりました。
FBIからは、ジュエルの弁護士だったワトソンさんが無実を証明してくれたおかげで容疑が晴れ、謝罪もしてもらっているようです
ジョージア州の知事から英雄として称えられました。
さらにリチャードジュエルさんは、2007年8月に一連の報道により名誉を傷つけられたとして、新聞や雑誌などの各社メディアを訴えます。
NBC、ニューヨーク・ポスト、CNN、アトランタ・ジャーナル・コンスティテューションの発行元であるコックス・エンタープライズ、ピーモンド大学など
新聞社だけは最後まで和解しませんでした。
以下にそれぞれ詳しく、結末をまとめました。
リチャードジュエルの真犯人の現在は?
事件の真犯人は事件を通報したエリック・ルドルフ。
元アメリカ陸軍兵士で、爆弾に詳しいキリスト教原理主義者でした。
正義感が強く、英雄になりたかった願望をかなえたかったようです。
2003年に逮捕されて裁判で終身刑が確定。
2023年現在もコロラド州の施設にいます。
リチャードジュエルの現在や本人画像は?
リチャードジュエルさんは2007年に自宅で亡くなられています。
44歳でした。

出典:Wikipedia
死因は、糖尿病と関連する肥満合併症を伴う重度の心臓病。
生前から病院で糖尿病だと診断を受けていたようです。
リチャードジュエルの弁護士ワトソン
リチャードジュエルさんの無罪を晴らしてくれた弁護士のワトソンさんはその後、助手だった彼女と結婚をし、子供も誕生しています。
キャシースクラッグスは死亡
ジャーナリストとしてリチャードジュエルさんをはじめに容疑者だと書いたキャシースラッグスさんもなくなっています。
Tweet from @hjtherealj
理由は、名誉毀損訴訟のストレスがすごかったようです。
その影響で薬物を過剰摂取して2001年9月、42歳の時に他界されました。
リチャードジュエルにFBIの謝罪は?
リチャードジュエルさんにFBIが謝罪したのでしょうか?
調べてみたところ、以下のことがわかりました。
行き過ぎたFBIの捜査に対し、当時の司法長官であるジャネット・レノも「この様なことが起きて大変残念であり、私達は彼に謝罪すべきであり、捜査情報の漏洩にも遺憾の意を表明します(I’m very sorry it happened. I think we owe him an apology. I regret the leak.)」と個人的に遺憾を発表した(Wikipediaより)
ということで、FBIの謝罪は不明でした。
リチャードジュエルの賠償金は?
賠償金は500万ドルだったようです。
賠償金も和解金と同様に大半は訴訟費用と弁護士費用に充てられたのだと思います。
リチャードジュエルの和解金は?
リチャードジュエルさんの和解金はいくらだったのか不明でした。
非公開になっているようです。
和解金の大半は訴訟費用と弁護士費用に充てられています。
リチャードジュエルさんはお金が欲しかったわけではありません。
自身の汚名を晴らすためだったのです。
まとめ
映画【リチャードジュエル】は実話です。
アトランタオリンピックで起きた爆破事件をもとに製作されました。
真犯人ははじめに通報した元軍人です。現在も刑務所にいます。
結末は、無実が晴らされて和解しました。和解金の額が非公開なので不明ですが、賠償金は500万ドルとそれだけでもすごい額でした。